2025年6月6日(金) ダーウェントウォーター周りのフットパス散策、アルスウォーター、キャッスリッグ・ストーンサークル
Hillcrest22の朝食
5:00に鳥の声で起きます。イギリス来てから毎日鳥の声で起きている気がします。
8:10枠で朝食予約していたので、時間に降りていきました。
キラキラした朝食会場で、朝からテンション爆上がりです。
ここまででも素晴らしい朝食。
キッチンで忙しくしている奥様と娘さんに挨拶をして席に着きます。
すぐに自家製スムージー(⇑ピンクの飲み物)と飲み物(コーヒーや紅茶)を持ってきてくれます。
自家製スムージーは毎日違っていて、この日はりんご、ラズベリー、・・・他は忘れてしまいました。
とっても美味しいです。
ここまででもとても豪華な朝食なのですが。
昨日提出した用紙通りのホットディッシュが出てきます。
ホットディッシュだけで、ほぼフルイングリッシュブレックファーストです。
(この時はお豆は選択しませんでした。今考えると頼めば良かったです)
どれもこれもとても美味しい。
トマトはまさかの瑞々しいミニトマトをオーブンで焼いてくれているし、マッシュルームも美味しい。こちらのお宿は毎朝の朝食が本当に楽しみでした。最高!!
ダーウェントウォーター周りのフットパス散策
フットパス(footpath)
この日は最初、湖水地方の主要観光地ウィンダミア湖の方へ行こうと思っていたのですが、
ヒルトップが金曜はお休みと知り、ウィンダミア湖周りの観光は土曜にすることにしました。
今回の旅ではフットパスを歩くことを目的の一つにしていました。
フットパスとは、イギリス発祥の「歩くこと自体を楽しむための道」です。
森林や田園地帯、古い街並みなど、地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くことができる小路。
イギリスの全土、あちこちで整備されていて、有名なものとしてコッツウォルズのチッピング・カムデンからバースまでを結ぶ全長164㎞のコッツウォルズ・ウェイ(Cotswold Way)というフットパス(ナショナル・トレイル)です。7~10日間で踏破するそうです。
湖水地方にもたくさんフットパスがあり、ケズィックからダーウェント湖を周っていくフットパスを歩こうと思いました。
ケズィックからのルートはいくつかあるのですが、調べると頑張れる人はCat Bells(キャットベルズ)という小山をハイキングしてダーウェント湖全体を眺める景色を楽しむそうです。
朝食時に奥様と娘さんに「私達普段運動しないんだけど、Cat Bells登れると思う?」
と聞いてみたら、「あぁ…ちょっと難しいんじゃない?ハードよ。
ほら、うちから見えるあの山よ」とアドバイスをいただきました。
Hillcrest22のダイニングから見えました。たぶん赤い矢印の山です。
標高451 mの小山だと思ってナメてましたが、そう言われるとやめた方がいいのかな。
横でDGが頭をフルフルしながら「無理は良くないと思う」と言ってます。
ケズィックの観光案内所で相談してから行くことにしました。
ケズィックの町
お弁当をもらって、少しゆっくりして9:45出発。
町のお店や観光案内所は9:30オープンです(日曜はもっと遅い)。
ケズィックの町にはハイキング用品店が多いですが、可愛いお店もたくさんあります。
日本にはないデザインでとても可愛い!
大きなお菓子屋さんがあり、妖精やプリンセスのチョコやキャンディーもありました。
この木彫りのダックは湖水地方だけでなく、コッツウォルズでもたくさん見かけました。
帽子や靴のバリエーションがたくさんあって可愛かったです。
ウィンダミアで行こうと思っていたピーターラビットのお店がありました!
お店かと思ったら向こうに道がある?
奥にはいろんな飲食店がありました。
こんな小路がいくつかありました。面白い!
昨夜に来た時より賑わってます。
この教会のような建物の裏側にインフォメーションセンターがあります。
Cat Bellsはやはりちょっとハードそう。案内所のお兄さんは「行けるんじゃない?」って感じでしたが。登るかどうかは途中の分岐点で決断できるので、とりあえずそちらの方向に行く道を聞きました。あと分岐点も聞きます。
途中にあるThe Lingholm Kitchenもオススメしてくれ、事前にチェックもしていたところなので行くことにします。
「ケズィックの町を北に抜けて川を渡ったらすぐ左に道があるからね」と親切に教えてくれました。
ケズィック周辺の無料マップはないので、マップを買わない場合は頑張って覚えます。
町を北に進みます。お花屋さんも可愛いです。
ケズィックの町はウィンダミアより落ち着いていて、お店もたくさんあって過ごしやすいなと感じました。雄大な自然に囲まれて、どこもお庭のガーデニングが素敵で、絵本に出てきそうな町でした。
フットパスで迷わないように(イギリスの通信状況)
日本で事前調べをしている時、コッツウォルズのフットパスを歩いていて危うく遭難しかけたというブログを読みました。怖いー。
この旅行で絶大な信頼を置いているGoogle Mapsでは残念ながらフットパスの道の表示はありませんでした。なんだってー。
そしてイギリスでは結構電波が繋がらなくなることが多いです。
話は飛びますが、ここでイギリスの通信(電波)状況について。
この旅ではeSIMを利用しましたが、インターネット接続ができなくなることは多々ありました。
田舎っぽいところだけでなく、ケズィックでは中心部やスーパーのあたりもダメでした。
湖水地方でもコッツウォルズでもオックスフォードでも電波がなくてGoogle Maps使用できず、ナビが利用できなり非常に苦しみました。こわいこわい。
後にぷすたぽんてが編み出した対策法は、ナビに関しては『出発時でなく、車に戻る前に電波があるところでナビ開始モードにする』です。こうすると、車に戻って電波入らなくてもナビは継続されます。謎なのですが、ナビモード中に電波がなくてナビが中断されたという現象は一度もありませんでした。
ロンドンも地下鉄や人が多いところはダメです。電波入らないかも~の心づもりで観光してください。でもロンドンは意外と思っていたよりは快適な通信環境でした。
話は戻りますが、Google Mapsもオフライン設定できればいいのですが
ぷすたぽんてがうまくできなかったのか、どうも使いにくかったです。
まぁ、そもそもフットパスの道がのってないのですが。
そこで旅行中、ぷすたぽんては素敵なアプリを見つけました!
こんな感じで自分の近くのフットパスをいくつか表示してくれて選びます。
事前に検索してマップ表示していれば、オフラインでも使えました。
ぷすたぽんては無料版で粘ったため、有料に比べて使い勝手は悪く
途中イライラすることもありましたが
このアプリのおかげで遭難するなんてことはありませんでした。
湖水地方の他、ストーク₌オン₌トレントやコッツウォルズでも大活躍でした。
フットパスを歩いてみた
案内通り、川を渡ったら標識が。
『PUBLIC FOOTPATH』の左に行きます。
10:45 いよいよフットパスに入ります。
ちょうどフットパスに入るあたりから小雨が降ってきました。
湖水地方は基本的に天気は悪く1日中快晴はレアでした。
でも1日中降っていることもなく、この雨も15分ほどでやみました。
牧場横を歩いていきます。
羊の親子も雨宿りでしょうか。
こんな風に雨宿りするんですねぇ。
フットパスは所どころにゲートがあります。家畜や動物が通れないようになってます。
ここでは左の方の門を通った気がします。
右に咲いてる野ばらは道沿いにたくさん咲いていました。
途中にあった案内板。緑の矢印の道を通って行きました。
マリーナがあります。
ときどき道路沿いも通ります。
森の中にあるマリーナにも来ました。
Nichol End Marine
カヌー、ボートの他、SUPもできるようです。あと釣りもできるみたい。
フットパスをさらに歩いていきます。
緑の道で気持ちが良いです。
他に人が写ってませんが、結構フットパスを歩いている人はたくさんいます。
ただどういうわけか、どんどん抜かされていきます。
イギリス人は歩くのが早いのか、運動不足のぷすたぽんて達が遅いのか...。
リングホルム・キッチン(The Lingholm Kitchen)
11:45 The Lingholm Kitchenの入口に着きました。
ここの駐車場には車がたくさん見えます。
入口を抜けると絵本に出てきそうな道を歩きます。
右の建物がカフェや売店の建物。左のレンガの建物は・・・
『ピーターラビット』のマグレガーさんの庭のモデルと言われている庭園です。
『ピーターラビット』の作者ビアトリクス・ポター(Beatrix Potter)は1890年代後半から
何度もリングホルムに滞在しており、この場所が彼女にとっての創作のインスピレーション源となったそうです。
いろんな花々とキャベツ、ネギ、豆、トマト、ニンジンなど農作物が植わってます。
ピーターの青い上着ではないですが、赤いシャツのカカシもありました!
さすがマグレガーさんの庭!ピーターラビット好きの人には必見です。
お庭の奥に進むとベンチエリアがあって、あれあれ?なんだか青い花が・・・
ダルメインで出会ったブルーポピーがここにも!!
妖精のお花に再び出会えました。
ブルーポピーの周りはハーブがたくさん植えられてました。
鳥のエサの仕掛けが面白かったです。たくさん鳥が食べに来てました。
カフェの方からみたThe Wall Garden。ピーターラビットの人形にはチビッ子がよく抱きついてます。
ここでもいろんなお花を見ることができました。
カフェのお料理も美味しいと評判です。売店ではガーデンで採れた野菜も売っていました。
再びフットパスへ
12:20 The Lingholm Kitchenを出て、再びフットパスを歩きはじめてすぐに
なんだかモコモコした動物がいます。ん?あのフォルムは・・・
アルパカです!
最近南米で見たばかりだったので、また南米に来たような気分になります。
アルパカ農場がありました。
アルパカ農場の横を歩いていきます。
しばらく森の中を歩いた後にまたゲートが。
急にひらけたところを歩きます。奥に見える山がCat Bellsでしょうか。
湖水地方の山は木がないのか、薄緑色をしています。
ひらけたところからまたゲートを通って
また緑の中へ。
次のゲートの先になんだか賑わいが。
こんなところにコーヒーショップがありました。
そのすぐそばには、Cat Bellsへ行く分岐点が。時刻は12:45です。
その反対にはボート乗り場へ行く分岐点が。
少し迷いましたが、ほどよく疲れたのでボート乗り場に行くことにしました。
ボート乗り場までは下りが続きます。
またゲートを抜けます。
ゲートの仕掛けは様々で、たまにどうやって開けるんだろうと戸惑います。
たいてい賢いDGが開けてくれました。頼りになります。
12:52 ダーウェント湖が見えてきました。カモの夫婦が泳いでます。
これがボート乗り場です。
ここは『Howse End』という乗り場だそう。
12:55なので、ちょうど12:40にボートが来たばかりでした。
そういえば、分岐点で登ってくる人いましたね。
次は13:40。
時間があるので、ここでダーウェント湖を眺めながらピクニックランチにすることにしました。
つづく