2025年6月5日(木) エディンバラ空港でレンタカーを借りる → ダルメイン・マンション & ヒストリック・ガーデンズ → ケズィック(湖水地方)へ移動
エディンバラ空港へトラムで移動
朝、鳥の声で起きたら5:30。
目が覚めたら天井が高くて、可愛い照明のお部屋です。
昨日は予報ではほぼ1日雨でしたが、この日はいい天気です。
このホテルも素泊まりのため、持参したパンと備え付けのコーヒーとビスコッティを朝食にして
7:45にはスーツケースを頑張って階段を使って下に降ろします。
7:54 チェックアウト(ただ挨拶しただけ)をすませてヘイマーケットホテル出発。
お世話になりました。
トラムのヘイマーケット駅には徒歩2分で着きました。
トラムは4分遅れの8:02に到着。
初日で買ったトラムの切符をチェック係の方に渡したらハートの刻印を押されました。
トラムは快適で、3分遅れの8:27にエディンバラ空港に着きました。
表示もありますが、トラム乗り場の横の屋根付きの道を進むとレンタカーの受付です。
トラムの切符の券売機にはたくさんの人が首を傾げながらあくせくしてました。
微妙に切符の買い方がわかりにくいんだよね。
レンタカーの入口の写真(絵?)はカールトン・ヒルからの景色でしょうか。
エディンバラ良かったなぁ~。
イギリスのレンタカー
レンタカーの予約
さてさて、いよいよレンタカーです。
イギリスのレンタカーの情報はあまり見つけられなくて、予約にあくせくしました。
まずイギリスの車はほぼマニュアル車のため、オートマ限定免許の私みたいな場合は早めの予約が必須です。3月に予約しました。
レンタカー会社の口コミを見てると恐ろしいお話ばかり。
ぷすたぽんてはBooking.comからAlamoで予約しましたが、
対応はほぼenterpriseでした(なんでや)。
車種は口コミから、トランクが狭くてスーツケースが入らなくて後部座席に入れたら
外から見えて治安上心配だった(実際、窓割られて盗まれたとか)とあったので、大きい方が・・・
でも、コッツウォルズでは狭い道を使うこともあるため、あまり大きすぎると運転が大変とのこと。
悩んで結局『SUV(Nissan Qashiqai又は類似した車種)』にしました。
それでも大きいスーツケースが2つトランクに入るか不安で、何度か事前に問い合わせました。
オートマ車 9日間 車両レンタル料金¥125,379(予約時払い)
DGとぷすたぽんての2名で運転するため、Additional driver¥32,780(現地払い)をつけて
計¥158,159。
予約時ではここまでですが、これで終わりじゃないですよ!!?
レンタカーの保険&料金
レンタカー口コミで一番恐ろしい保険のお話。
レンタカー返却後、後から身に覚えのないキズがあったので修理代請求されたという口コミがかなり多いです。抗議するにも何ヶ月もやり取りするし、ディポジットを払っているので取り戻すのに苦労するそう。
保険も日本みたいに1~3種類から選ぶだけでフルカバーとはならず、フロントガラス(飛び石)や、タイヤ(パンク)はそれぞれ本体とは別保険に加入しなければなりません。
会社によっても保険の種類が違って、ほんっっっっとうにわかりにくい!!!
イギリスで個人でレンタカーするほとんどの方が読むのではないかと思う、
アナザスカイさんのブログ。レンタカー借りる時の大変さが綴られてます。
読んだとき震えあがりました。とても参考になります。
アップグレードや保険を勧められて1時間交渉になるというお話。
その後の予定もあるのでできるだけスムーズにレンタルしたい。
たいして英語わからないので、あらかじめ心の準備が必要。
アップグレードは鉄の心でノーと言う。カーナビもGoogle Mapsあるので不要と言う。
あとは保険。これは必要な保険は入らなければならないので事前に調べよう。
そう思って3ヶ月間あちこちにメールで問い合わせましたが、結局カウンターで聞かないとわからないとのことでした(なんでや!)。
Alamoで用意している保険があっても、Booking.comからだと別の保険になるとのこと。
Booking.comでも現地によって対応できる保険が違うとのこと(本当かな?)。
Booking.comでは最初から3つの基本保険が含まれてます。
1. 自動両損害補償制度(CDW):免責額£2,000
レンタル中にレンタル車両に対する損傷が発生し、自車両損害補償保険の補償範囲内の場合、お支払いいただく修理代金は最大でも定められた免責額までです。 本補償は貸渡約款が順守された場合のみに有効です。その他車体部位(例:ガラス、タイヤ、内装、屋根、車台)、請求金額(例:けん引料金、オフロードタイム)、車内用品(例:チャイルドシート、GPSデバイスまたは個人の所持品)は補償されません。
2. 盗難補償(TP):免責額£2,000
レンタル中にレンタル車両が盗難に遭い、盗難保険の補償範囲内の場合、車両の買い替えのためにお支払いいただく金額は最大でも定められた免責額までです。本保険は貸渡約款が順守された場合のみに有効です。
3. 第三者障害保険(TPL)
本補償はポリシーに含まれる補償範囲の負傷や物的損害に対する運転者の賠償責任を補償します。運転者の負傷やレンタカーへの損傷は補償対象外です。本補償はレンタル契約書の規約が順守された場合のみに有効です。
これはBooking.comで予約時のレンタル規約をよくよく読めば記載されてます。
なお、問い合わせの回答時に
特に、「自車両損害賠償制度」では、基本的にお車のボディー部分の損傷が対象となっておりますため、その以外の部分の補償や、けん引料金などを含めた補償をご希望の場合は、現地でも追加の保険の販売がございます。
また、運転者ご自身や同乗者様のお怪我は上記基本保険の対象外となりますが、このような部分もご希望であれば、PAI保険(搭乗者傷害保険)というものも現地レンタカーで販売がございます。
という説明もいただけました。
なお、Alamoに直接問い合わせた際は
・Damage Waiver :車両に対しての損傷や盗難に対する補償です。免責GBP2000がございます。
・Excess Protection:Damage Waiverの免責をGBP250に減額します。 1日あたりGBP22+税金
・Roadside Protection:ロックアウトやジャンプスタートなどのトラブル時の手数料をカバーします。 1日あたりGBP12.5+税金
とDamage Waiverが名前が違ったので、混乱しました。
何がしたいかというと、フルカバーの保険に入りたい。
フルカバーに入っていた方が、後からのトラブルもないそう。
結論から言うと、フルカバーの保険はありませんでした。
現地カウンターで相談したら、
・Excess Protection:自動両損害補償制度(CDW)の免責をGBP250に減額します。GBP30/日×9日
・Roadside Protection:ロックアウトやジャンプスタートなどのトラブル時の手数料をカバーします。GBP30/日×9日
はありました。GBP(£)を0にする保険はないとのこと。
仕方がないのでExcess Protectionの内容をつけました。
なお、レンタル開始後に送られてきたメールには
(a) 損害賠償請求権(DW):賃借人がレンタル契約概要でDWを承諾した場合、本製品は、レンタル期間中の車両の損害、紛失、盗難に対する賃借人の責任を、事故ごとに超過料金に減額します。超過料金はインシデントごとに適用され、レンタル契約の概要に記載されるか、レンタル契約の概要に超過が示されていない場合は、英国発のレンタルの場合は2,000ポンドに記載されます。賃借人の責任は、超過保証(EP)および/またはロードサイドアシスタンス保護(RAP)(以下を参照)を購入することでさらに軽減できます。
(b) 超過保証(EP):賃借人がレンタル契約概要でEPを選択し、レンタル契約概要でDWを受け入れた場合、オーナーは、車両の損傷、盗難、または紛失によって生じた損失に対する賃借人の責任を、レンタル契約サマリーに記載された超過額に減額するものとします。レンタル契約の概要に過度な記載がない場合でも、賃借人は、車両が破損、盗難、または紛失するたびに、英国発のレンタル先が最初の700ポンド引き続き責任を負います。賃借人がEPを選択し、DWが選択されていない場合、賃借人は、英国発のレンタルについては900ポンドを超えるすべての損失について、またアイルランド発のすべてのレンタルについては、車両が損傷、盗難、または紛失するたびに、すべての場合において車両の市場価値の全額を上限として700ユーロを超える責任を負います。
(c) ロードサイドアシスタンス保護(RAP):賃借人がレンタル契約の概要でRAPを選択した場合、所有者は、以下に対する賃借人の責任を放棄するものとします:(i)タイヤの修理またはリムを含むタイヤ交換費用(車両の大規模な修理の一部である場合を除きます。(ii)キーの交換費用。(iii)車両の大規模な修理の一部である場合を除き、ガラスの修理またはガラスの交換費用。(iv)ドライバーまたは賃借人のエラーによる所有者の車両に発生した障害の結果として、所有者が選択したロードサイドアシスタンスプロバイダーによって課せられたすべての回復および呼び出し料金。
と、また名前が違います(一部割愛してます)。
で、結局どうなったかというと
オートマ車 9日間 車両レンタル料金¥125,379(予約時払い)
Additional Driver £13/Day ×9 =£117
EXS £14.97/Day ×9 =£134.73
RAP £8.5/Day ×9 =£76.5
Premium Location Fee (22.5%) £73.85
Value Added Tax (20%) £80.42
計£482.5(¥98,008)(レンタル日に支払い)⇒デポジット£200を合わせて£682.5(と説明受け、明細にも記載あり)
合計¥223,387(9日間)
高い!
今、初めて清算して知った衝撃の価格。
レンタカー借りたときにクレジット払いして、詳細はその日の午後にメールできました。
毎日忙しく動いていたので、今初めてメールを詳しく見たけどいろいろ不思議。
RAPはつけないと話したのに入ってるし、EXSはExcess Protectionの略なのかな?
EXSとRAPの価格が聞いていた価格より安いけど、税金込み価格だったのかなぁ。税金えぐい。
また、デポジットは後日返還すると聞いて、まだ来ないなーと思ってましたが。
レンタカー借りた当日のカード請求が£482.5だったからデポジットなかったのかな??
契約時にはiPadで契約内容の下に署名をするよう求められます。
アプリを使って日本語訳で確認したり、写メを撮ったりしてましたが文章が長く、署名箇所も5カ所あったのでその場で細かくはチェックできませんでした。
せめてOptional Protections Acceptedの欄はもっとよく見ておけば良かった~。
なんで紙媒体の契約書じゃないんだ~。
ブーブー言いましたが、保険をつけて安心材料になったのと
旅行後約1ヶ月経った今現在まで後日請求などトラブルはないのでそれは良かったです。
Booking.comからの予約が検索時は安く感じましたが、結局直接レンタカー会社で予約するのとどっちがお得だったのかは謎。Additional Driverや保険込みの値段で比較できたら嬉しいです。
レンタカーを借りる場所・返す場所
これが結構重要です。
今回、エディンバラ空港で借りて、ロンドンのヒースロー空港で返すプランにしました。
最初エディンバラは宿泊ホテルの近くにも営業所があったのでそこにしようかとも考えましたが、
最初の運転で運転慣れてないし、空港の方が街の外に出やすいかなと空港にしました。大正解!
空港周りの運転は比較的楽でした。
空港の方が場所が広く、係の人も多いのでスムーズです。
また、車もたくさんあるので借りる時に車に何か問題があった時に対処しやすいそう。
一番の問題は大都市の街中は車で走るだけで税金取られます。
その名も『渋滞税』。
ロンドンで2003年に導入。平日7:00~18:00、週末12:00~18:00にロンドン中心地への車両乗り入れで1日に£15かかります。2026年には£18に引き上げようとしてるらしいです。
え、1日¥3,000近く取られるとかツライ。
エディンバラも対象と聞いた気がしましたが、エディンバラはありませんでした。
でも、LEZ(低排出ゾーン)があり、市内特定エリアで排出ガス基準を満たさない車両は罰金対象。
税金は知らないとカメラでチェックされ、後から請求が来て、支払いの日にちが経つほど金額が上がるみたい。怖い。
なお、レンタカー会社と事前のやり取りで『空港使用税』が別途かかるかもしれないと言われましたがその名目での請求はありませんでした。
レンタカー借りる際の受付カウンター
話は戻って、カウンターへ。
事前にBooking.comとやり取りしていた際、エディンバラ空港のカウンターでAlamoがなければenterpriseに行ってねと言われましたが確かAlamoのカウンターがあったと思います。
カウンターに向けて5列くらいに分かれて並べて、どこに並ぼうか迷いながら一番端へ。
どこのカウンターが早いかな、とソワソワしていたら係の方がちゃんと来た順番を見ていて
「君はそこの人の次で5番目だよ」と教えてくれました。
後から来た人が先に行こうとするとちゃんと「君の順番はまだだよ」と話してくれるので安心。
並んで15分くらいで順番がきました。
担当は若い女性。
あまりにすんなり鍵を渡されて終わりになりそうだったので、慌てて保険の相談をしました。
アップグレードや保険勧誘はまったくない人でした。拍子抜けです。
わからないことを聞いたり、また国際免許証の扱いに慣れてない様子だったので
他のお客さんより時間がかかりましたが、それでも30分くらいで終わりました。
車種はFordのKUGA。
残念、日本車希望(Nissan Qashiqai)を事前に出しましたがダメでした。
車のチェックや使い方を聞きたいんだけどと話すと、車エリアにも人がいるからその人に聞いてとのこと。車エリアに移動します。
レンタカーとご対面
外に出ると車がいっぱい。
受け取ったキーの開錠ボタンを押してみると
一番手前の車が光りました。
君がこの旅の相棒だね、よろしく!
そして、なんだか大きい!
さっそくトランクを開けたいが、後ろの車と距離が近いので少し前に出そうと思ったら・・・
操作方法が全然わからない!!
電源の入れ方もわからん...
スーツケースも入れられず、とりあえず目の前の小屋に行って助けを求めます。
小屋にはお客さんらしきおじ様が2名いて、
「係の人他の人の対応で外に行って今いないんだよ。どうしたの?」と声をかけてくれました。
車の動かし方がわからなくて...としょんぼり答えて、「そっかそっかぁ、どの車?」と話してたら
女性の係の人が一人戻ってきました。
おじ様達が、「この人、車の操作わからないんだって。教えてあげてよ」と係の人に話してくれて
親切にも順番を譲ってくれました。遠慮しましたが笑顔で「行っておいで~」と送り出してくれたので申し訳ないながらもご厚意に甘えました。
さすがイギリス紳士(イギリス人だったのかな?)!優しい!!
女性スタッフさんに車の動かし方の見本を見せてもらい(念のため動画も撮らせてもらいました)、ようやく動かし方がわかりました。
あと、事前に確認しておきたかったことも聞いときます。
給油口の開け方、ガソリンの種類、スペアタイヤの有無など。
その後係の方は颯爽と戻られたので、キズの有無のチェックはDGと一緒に確認し、念のため自分で写真や動画を撮っておきました。
トランクはこんな感じ。
無事にスーツケース2個(97Lと96L)が入り、さらにボストンバッグも入りました。
運転もしやすく、快適でした。
心配していたコッツウォルズも、この車で通れないなんてことはありませんでした。
コッツウォルズよりむしろ湖水地方(ウィンダミア)の方ですごく狭い道を通りましたが、
なんとかなったのでSUV(Nissan Qashiqai又は類似した車種)を選択して良かったです。
レンタカーに持って行くのにオススメなもの
いろんな方のブログを読んで、下記を持って行きました。
①マグセーフ車載ホルダー:カーナビ代わりのiPhoneのホルダー。吹き出し口取り付けタイプにしました。
②シガーソケット:車でスマホなど充電用に。DGはインバーターのシガーソケットを持ってきて重宝していました。
③USBコード:何本(何種類)か持っていくことがオススメです。
④Atlasのロードマップ:DGオススメ。少し重いけど紙媒体です。基本Google Mapsでナビは問題ないのですが、万が一電波がなくなってGoogle Mapsが使えなくなった時のために行程をマーカーしておきました。お互いどのくらい走るのか確認できて良かったです。
このマップ、一番力を発揮したのは高速道路でのサービスエリア探しでした。Google Mapsでのサービスエリア探しが意外と難しい。また道路標示だけでナビがなくてもわかるかなと思っても、下道に下りる出口と一緒でその後の分岐がわかりにくかったり、マイル表示のため感覚がつかめなくて通り過ぎてしまったりと大変でした。
あらかじめAtlasでサービスエリアの目星をいくつかつけて、行きたくなったらその近くのサービスエリア名をGoogle Mapsに入力してナビしてもらうことで安心してスムーズにサービスエリアにたどり着けました。
④日差し除け:駐車時に熱がこもらないように。これは意外とあまり使いませんでした。
イギリスの高速道路はなんと無料です(一部有料道路もありますが)。なので、日本のETCカードみたいなものは不要。有料道路を使ってもクレジットカードが現金(最近は少ない)で対応可能だそうです。今回の旅では有料道路は一度も使いませんでした。
あ、あと音楽。これはぷすたぽんて大失敗しました。
事前にBluetooth対応車種と聞いていたので何も問題なく音楽聞けると思ったのですが...
実際、Bluetoothで音楽は聴けます。車の操作方法を聞いている時にやり方も聞きました。
車内の写真がほぼなく、返却直前の写真になりますが⇑
カーナビをつけてないプランでしたが、このような液晶画面がついてました。
そして車のUSB差込口にiPhoneに繋げてるUSBを差し込むと、Google Mapsのナビ画面が大きい液晶に映ります!超便利!!
そして車のスピーカーからGoogle Mapsのナビ音声が日本語で聞こえます!超超便利!!
この液晶画面、iPhoneに繋げてなくても車の操作画面(運転以外の)になります。
iPhone繋げてGoogle Mapsナビをつけながら、Bluetoothで音楽を聴こうとすると
なんとGoogle Mapsナビが解除されました(なんでや!)。
ナビか音楽の二択です。
どうしても軍配はナビにあがります...
iPhone画面のナビだけにすれば音楽を聴けますが、一度大きな液晶画面を使ってしまうと
あんな小さい画面には戻れません。
なにせ、ランドアバウトの出口なんて大きくなくちゃ咄嗟に判断できません。
あと、iPhoneより液晶画面に映し出した方がナビが細やかになり、わかりやすく表示されます。
iPhoneと表示画面が変わるなんて驚きです。
賢いDGはSonyの音楽プレーヤーで、充電台がスピーカーになってるものを持ってきたので
それで音楽は聴けました。DGセレクトの音楽は楽しめて良かったです。
イギリスレンタカーの操作
車の動かし方もわかったし、念のためトイレをすませていざ出発!
トイレの近くに自販機がたくさんあったので、飲み物買うのも問題ないです。
車の動かし方やキズ確認などに45分もかかってしまいました。
レンタカー屋さんに着いたのが8:30頃。
出発できたのが10:08でした。
出発時のフロント表示はこんな感じ。
いよいよエディンバラから湖水地方へ向けて出発です!
最初は果敢なDGに運転してもらいました。
さっそく『ラウンドアバウト』!!
信号機の代わりに、時計回りに回る環状の交差点です。
ヨーロッパではよく見る気がします。
日本にはないので、日本人がイギリスでレンタカーする際の一番の壁ではないでしょうか。
イギリスは日本同様、右ハンドル、左側通行。
なので右折や左折は慣れていて楽なのですが、ラウンドアバウトは少し慣れても緊張します。
そしてもう一つやっかいなのは、ウインカーとワイパーが左右逆です!
ランドアバウトであわあわしながら抜け出す時に左ウインカー出したつもりが、なぜかワイパーが出てくるのは日常茶飯事でした。さらにあわあわします。
1回やらかしてしまったのが、高速道路運転中にフロントガラスの汚れが気になってワイパーで洗おうと思ったら間違ってパッシングをしてしまい、前を走っていた車がゆるやかに車線変更をしてしまったというミスを犯しました。すみませんっ!!
イギリスではたった9日間の運転だったのに、帰国後今度は日本でもウインカーとワイパーを間違えてあわあわするのを2回くらいやりました。慣れって恐ろしいね!!
話はラウンドアバウトに戻ります。ランドアバウトのルールは、
①進入する前にに一時停止。右から来る車がないか確認。
②右から来る車(先に進入している車)に優先権がある。相手の進行を妨げずに見極めてからロータリーに進入。
③左折や直進の場合は円の外側を、右折やUターンする場合は内側を回る。
④出る時は左ウインカーを出して外に出る。
※出口がわからなければ、何周かしながら行先標識を探す。
だそうです。
正直④は半分くらいの車はやってませんでした。ウィンカーなしで出て行ってます。
もちろんウィンカーで意思表示した方が安全なんだろうけど。
とにかく、進入する時に右から来る車がいないかを気を付けて進入する。
進入する前にどの出口に出るのか確認する。
この2点の心構えでだいたい問題ありません。
どの出口で出るかは、Google Mapsナビで「ロータリー2番目の出口を進みます」的なアナウンスもあり、また液晶画面でも視覚的にどこで出るのか確認できます。
助手席の方にも教えてもらうとさらに安心。
これらのお陰でラウンドアバウトの出口は1回も失敗しませんでした!
が、大都市や交通量の多いところのラウンドアバウトはさらに注意事項があります。
進入する前に2~4車線でラウンドアバウト突入パターンです。
1車線だけならいいのですが、2~4車線あるとどの車線からラウンドアバウトに入るかで
間違えると容赦なくクラクションを鳴らされます。
はい、エディンバラ出発して早々に鳴らされました。
すぐの出口なら一番左の車線、直進(2~3番目の出口)なら真ん中、右折(3~4番目の出口)ならば一番右の車線から進入するみたいです。
途中で気づいたのですが、道を見てると進入直前に各車線道路に行先(方面)が書いてあるところもあります。いきなり難易度高いわ~。
そんなこんなでなんとかエディンバラを抜け、約3時間のドライブです。
サービスエリア
とんだドッキリ①
助手席のぷすたぽんて。車乗った時からなんだか座席が熱いなぁ~と訴えておりました。
よっぽど日差しを受けていた座席なのかなと思っていたけど、1時間経ってもまだ熱い。
なんだか酔ってきた。
DGに聞いてもDGは始めから別に熱くはないそう。
1時間経っても熱いってなんか変じゃない?とよくよくまわりを見てみると
なんと、助手席だけヒーターモードになっていた!!
え、今どきの車って座席温める機能なんてあるの!!?
そっこーで切ったらようやく落ち着けました。
前の人はスコットランド北部でも走っていたのだろうか。
などと話していたら、DGに「普通、1時間もしないで気づくんじゃない?」と冷ややかに突っ込まれます。寒くなってきました...
とんだドッキリ②
出発してわりとすぐに車内で警告音が鳴りだしました。
なんだろう、トランクの扉でも開いているのかな…
と不安になるけどすぐに止みます。でもたまに思い出したようにまた鳴ります。
運転して1時間くらいした時、突然今まで聞いてた警告音とは違う音が鳴り響きます。
低音でデロロン デロロンと今までの警告音よりもっと不吉な感じの音。
そう!ドラクエシリーズの「呪いの効果音」に似てる!!
あの、冒険の書(セーブデータ)が消えたり、呪いの装備をつけた時の音。
不吉な音と共にフロントの表示(メーターパネル)には
「休憩をとってください」的な案内が出ます。
ハンドルについてるOKボタンを押せばアラートは消えます。
この警告音達は何なのか地味に気になるので、後でネットでトリセツを検索してみました。
最初の警告音は速度超過時の警告音でした。
イギリスはコロコロ制限速度がよく変わります。日本よりずっとよく変わる。
なので、メーターパネルやナビにはずっと制限速度が表示されます。
この警告音1~5マイル超過ではよく鳴りますが、それ以上になると謎に静かになりました。
そして呪いの音はアラート通り休憩を促す警告音なのですが、運転時間で鳴るのではなく
警告音を数回鳴らすと「なんだか運転危ないよ~?」的な感じで鳴ります。
また、ハンドルのブレが大きいと鳴ったりしました。つまり運転が下手だと鳴る?
旅の後半になると、何度か速度超過で警告音鳴った後
「そろそろ来るんじゃない~?」とワクワクしながら呪いの音を待ちました。
主に助手席が楽しみにします(笑)
速度超過ダメだからありがたいんだけどね。だんだんクセになる音でした。
サービスエリア
気づけば周りに牛さん、羊さんがいるのどかな風景。
ドライブ気持ちいい~
途中、黄金色の羊さんを発見して何あれ何あれ~!!と盛り上がっていました。
さすがに3時間はキツイので、高速道路の途中でサービスエリアに寄ります。
これは事前に目星をつけて最初からナビ登録していたのでスムーズに入れました。
なんとなくですが、サービスエリアはロンドン方向に向かう線の反対側にあることが多く感じました。この時も出口出てからすぐにランドアバウトで右折し、橋を渡って反対側のサービスエリアに入りました。
Welcome Break Gretna Green Services A74M
というサービスエリアで15分ほどトイレ休憩しました。
出発から2時間くらいでしょうか。
このサービスエリアは大きくて綺麗なところでした。
お店もいくつか入っています。
トイレの蛇口はセンサー式、ドライヤーはDysonでした。
イギリスであちこちでトイレを利用しましたが、どこも設備は新しく快適でした。
施設やお店のトイレを利用したので、有料トイレはこの旅一度も経験しませんでしたが
中には有料トイレもあるそうです。今はほとんどクレジットカードで、たまにコイン式とか。
サービスエリアではだいたい食べ物も売っていて、サンドイッチやデリもあります。
日本のサンドイッチ価格と比べてしまうとやっぱり高い。
写真のサンドイッチは£4~5.5だから¥800~1100くらいでしょうか。
こちらはBURGER KING。
人が並んでないと思ったら、注文はこんなタッチパネル式。
ここではないですが、マクドナルドもこんな感じでした。進んでますね。
サービスエリアも日本とは少し違っていて面白い。
無事に休憩も取れました。
さぁ、もうすぐ湖水地方です。
つづく