イギリスドライブ旅行3日目③湖水地方へ<最高のB&B Hillcrest22 Guest House>

2025年6月5日(木) エディンバラ空港でレンタカーを借りる → ダルメイン・マンション & ヒストリック・ガーデンズ → ケズィック(湖水地方)へ移動

ケズィック(Keswick)

湖水地方でよく旅行ツアーで訪れるのはウィンダミア湖周り(ウィンダミア、ボウネス、レイクサイド、アンブルサイド)、詩人ワーズワースゆかりのグラスミア湖周り(グラスミア)でした。

湖水地方はゆっくりしたいので、3泊しようと最初から思っていました。
はじめはウィンダミア湖周りで宿を探していましたが、とあるブログで紹介されていたB&BをDGが見つけてくれました。

ウィンダミア湖から北西にあるダーウェント湖に面するケズィックという町にあるB&Bです。


ちなみに☆(星)はダルメイン、♡(ハート)がB&Bのだいたいの位置です。

ケズィックは湖水地方北部の中心となる町で、周囲をダーウェント湖と山々に囲まれた景勝地。
ハイキングの拠点となる町のため、ハイキング用品のお店が充実しています。

Hillcrest22 Guest House

駐車場

16:15。ダルメインから車で30分くらいで今夜のお宿周辺にたどり着きました。
・・・が、どこがお宿か、車をどこに停めたらいいのかわからない!

DGには車で待機してもらって、Google Mapsを見ながら歩きで探しました。
すぐに見つけることができ、宿の奥様に車をどうしたらいいのか聞きます。

残念ながら建物裏の駐車場はいっぱいなので、「表の通り沿いに停めて」と言われましたが
「もういっぱい停まっていてどこに停めたらいいのかわからない」としょんぼり言ったら
一緒に外に出て探してくれました。

「町で働いている人が停めてるから、もうすぐ空きがでてくるはず」
とそのお言葉通り、1台分空きました!
DGを誘導して無事に駐車できました。
ちなみにここは駐禁は取られないとのこと。


こんな感じの縦列駐車。

荷物を持って戻ってきたら、奥様が心配そうに外で待っていてくれました。
この方、すごくいい人でどんどん大好きになってきます!

家族経営の「B&B」

「B&B」とは、「Bed and Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)」の略です。
その名の通り「寝る場所(ベッド)」と「朝食(ブレックファスト)」が提供されるお宿。

イギリスのB&Bに宿泊して、今まで持っていたB&Bに対するイメージを覆されました。
今回ぷすたぽんて達が利用したB&Bはどこもとても快適で、朝食が素晴らしく、そしてお得でした。

Hillcrest22 Guest HouseはそんなB&Bでも特に印象的で、家族経営のアットホームなお宿です。
ロケーション、内装の美しさ、センスの良さ、食事の豪華さや美味しさ、ご家族の温かさ。
感激の連続で、できるものなら毎年訪れたいお宿です。

外観・内装

外観です。青い可憐なお花はGoogle検索でセアノサスという名だそうです。
建物とよく合っています。
この一帯はB&Bが並んでいて、どこも緑や花々が素敵にガーデニングされてました。

Google Mapsで調べていた時、違う名前が出てきてどうなってるの?と混乱しました。
実は一つの建物の右半分がHillcrest22で、左半分がApple Tree というゲストハウスというからくり。
中はまったくつながってないように見えました。
よくよく見ると、窓周りの色や装飾が違います。Hillcrest22は白い方。

中に入ると素敵なロビー&ダイニングルームがあり、その横に階段があります。
ぷすたぽんて達のお部屋は最上階の3階。頑張ってスーツケースを運びます。
奥様がDGのスーツケースを運ぶのを手伝ってくれました。ありがてぇ。

階段の踊り場の窓には素敵な装飾があります。
センスが良くて素敵です。

ぷすたぽんて達のお部屋は『7』です。
お部屋は予約時に自分で選びます。

町と山のビューの少し広めのお部屋です。
Hillcrest22 Guest House は公式ページからでしか予約受付をしていません。
旅行予約サイトに掲載されていないので、知る人ぞ知る穴場的なお宿だと思います。

Hillcrest22 Guest Houseの公式ページはこちら

湖と山ビューの1にも泊まってみたかったですが、すでに3月時点で予約でいっぱいでした。

お部屋

公式ページにはお部屋の広さの記載はありませんでしたが、なんとかスーツケース2個広げられました。ベッドは希望すればツインに変えてくれるそうです。

窓際には生花が活けられてます。
窓の外は煙突とケズィックの街と山々です。
この煙突に鳥が来たり、煙突から煙が出てたりで窓の外の景色は面白かったです。

建物裏から見たこのお部屋。赤い矢印がぷすたぽんて達の窓です。
写真右手前が駐車場なのですが、2~3台くらいでしょうか。
細い道を入っていくので、目の前の通り沿い駐車の方が楽かもしれません。

お部屋のティーセット。めちゃ充実してます。
右手前は手作りのチョコレートクッキーです。
こちらのお宿、毎日違う美味しい手作りのお菓子を用意してくれます。
ポット横のボトルにはフレッシュミルク。こちらも毎日交換してくれます。

今回の旅で宿泊したところはすべて冷蔵庫はありませんでした。
スタッフさんにお願いすれば入れてくれるのかもしれませんが…
電気ケトルやドライヤーはすべてそろってました。

トイレ・浴室はこんな感じ。清潔感バッチリ。
バスタブはありません。

この夜、ぷすたぽんては発見してしまいます。

部屋に置いてある宿泊案内のファイルを舐めるように読んでいると、

ん?
1階にバスルームだと…?!

翌日の朝食時に奥様と娘さんに「こんなの見つけたんだけどー」と話したら、「自由に使っていいわよ!」とバスタブのある浴室の使用許可をいただきました!
追加料金なし、使用時間制限なし、予約の必要なし。
「そこ使うのあなた達しかいないだろうから、好きに使っていいわよ」とな。

欧米人はバスタブが恋しくならないのでしょうか。
有難く2日目、3日目は利用させていただきました。
写真はありませんが、1階の階段の横のバス・トイレのお部屋で
内鍵がかかりました。

普段、部屋に置いてある宿泊案内はたいして読まないのに野生の勘が働いたのでしょうか。
ぷすたぽんてグッジョブ(自画自賛)でした。

至福のアフターヌーンティー

こちらのお宿、到着日だけアフターヌーンティーのサービスがあります!
注意点は提供時間が15:00~17:30なので、それに間に合うように到着しなければなりません。
お部屋の案内をしていただいた際、希望時間を聞かれたので17:00からでお願いしました。

時間になり、ダイニングに降りてくると素敵なテーブルセッティングが。
このお宿で飾られてるお花はすべて生花です。
窓がいっぱいのお席です。この時間はぷすたぽんて達だけでした。

ダイニングルームが素敵です。ここで朝食になります。

イギリスで初めてのアフターヌーンティーが来ました!
ふんぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
なんだこの絵本から出てきたかのようなキラキラのお菓子は!

手作りのお菓子で、スコーンとバナナケーキだそうです。
こんなにおいしそうなスコーンは初めてです!

紅茶も淹れて、

いただきます!
あまりの素敵さに大興奮でした。
味もとっても美味しい。DGはここのスコーンが一番美味しかったとのこと。
バナナケーキも甘すぎず、コクのある味でクルミも入っていてとても美味しかったです。

窓際の羊の置物も可愛い。
可愛いに囲まれながらの美味しい至福の時間でした。

朝食とお弁当のオーダー方法

こちらの朝食は毎日前日までに指定のラミネート加工用紙にマーカーで希望を出す形式。

 

こんな感じです。いくらでもチェック入れて大丈夫だし、飲み物は当日追加もできました。

用紙はお部屋にあったかな?
記入が終わったらダイニングの前にあるテーブルに提出します。
なかなか細やかなサービスです。

本日のスペシャルはこのテーブルの上にメニューの紙があります。
最初はPolentaという見慣れないメニューにたじろいでしまいましたが、2日目以降はスペシャルメニューでお願いしました。

こちらのお宿は前日までにお願いすれば、ランチボックスを用意してもらえます。

ぷすたぽんての大好きな宿泊案内のファイルに用紙が入ってます(なければお願いするとくれます)。「£9ってどうなんだろう」と最初は思いましたが、とってもお得なサービスでした!!

後にわかりますが、たいていの飲食店では一人£10(¥2,000)以下で外食はできません。
イギリスでは外食は高くつくので、テイクアウェイなど利用してお外で食べるのがオススメ。
湖水地方はどこも景色がいいので、レジャーシート持って好きな場所でランチボックス食べるには持って来いでした。

スーパーでデリや果物を買ったらもっと安くなるのかもしれませんが、スーパーでは意外とあまりサンドイッチがなく、惹かれるお惣菜はあまりありませんでした(ロンドンのオシャレスーパーはお寿司など美味しそうなお惣菜もありました)。こちらのお宿のランチボックスはボリューミーで美味しかったです。

朝食後、こんな感じで渡されます。

サンドイッチの中身はメインは1種類選びますが、メインに合わせる具材はいくつでもチェック可能でした。チャツネやマーマイトなど馴染みのないものもあり、「オススメ何~?」とアフターヌーンティー時に奥様に相談しました。
あまりにも決まらないので、「日本ではサンドイッチ食べないの?」と不思議がられます(笑)
日本ではこんなに自由度高くないんだよ。
選ぶのは大変でしたが、楽しかったです!

中身はこんな感じ。ボリューミー!
毎日自家製ケーキは変わります。今日はなんだろうと楽しみでした。

サンドイッチは2つずつ入っていたので、2人でシェアするのにちょうど良かったです。
野菜いっぱいでとても美味しかったです。
買うと絶対高そうなサンドイッチでした。

夕方のケズィック

アフターヌーンティーを終え、お腹はいっぱい。
夕食はなくてもいけそうです。
この日は日本から持参したお味噌汁とお部屋のクッキーが夕食になりました。

18:15。DGは長距離運転でお疲れのためお部屋でバタンキューです。お疲れ様でした。
ぷすたぽんては町に繰り出しました。

夜の町は閑散としていました...。

日没は21時すぎなので、18時過ぎではまだまだ明るいです。
イギリスにいる間、ずっと体内時計が狂ってました。20時が16時くらいに感じてました。

Hillcrest22からケズィックの中心までは歩いて5分ほど。
この日はマーケットの日でしたが、とっくに終わってしまいました。

ケズィックのマーケットは木曜・土曜の9:00~16:30に開催されてるそう。
頑張って開催日を調べて狙ってましたが、残念ながら両方行きそびれました。
せっかく木~日曜で滞在していたのにね。

初日はダルメインを堪能していたのと、到着時Hillcrest22で迷っていたため間に合いませんでした。
このマーケットで何か夕食代わりを探すつもりでしたが、お味噌汁になりました。

どんなお店が出ていたんだろう。

可愛い路面店をいくつか見つけたのですが、だいたい17:00~17:30で閉店してます。

お散歩してHillcrest22に戻る時、同じ通りのお宿も素敵でした。

紫色のお花の掛け合わせも素敵です。
こちらはアリウム・クリストフィーというお花です(右)。

30分ほどのお散歩で19:00前にはお部屋に戻りました。

この日は1:00就寝。

歩数7,232歩、歩行距離4.6kmでした。
車での移動がほとんどの1日でした。