2025年6月4日(水) エディンバラ観光
(エディンバラ城、ディーン・ヴィレッジ、ロイヤル・マイル、カールトン・ヒルなど)
雨の中のエディンバラ
ディーン・ヴィレッジからエディンバラ城に向けて移動しようと思った矢先の雨。
ディーン・ブリッジに上がった時にはポツポツから滝雨に変わりました。
イギリスは1日中降ってる雨はあまりなく、一過性の雨が多かったです。
なので、ほぼ毎日折り畳み傘は携帯していました。
〝イギリス人は傘をささない〟
と聞いたことがありましたが、この時は確かに周りで傘さしてる人はあまりなく...
(傘を持っていない。ちなみにこの日の天気予報は雨。)
かといって、あまりに雨の勢いがすごかったせいか気にせずに歩く人もなく
雨宿りに建物の入り口に数人張り付いていました。
でも、そこにたいして庇(ひさし)はないのでガンガン濡れてます。
エディンバラの建物はあまり庇や道に張り出した屋根がなく、周りを見渡しても雨宿りできるようなところがパッと見当たりませんでした。
諦めて少し歩いてバス停まで行けば雨宿りはできるのですが...
観察していて興味深かったです。
エディンバラ城に向けて雨の中を歩いたこの約20分が地味につらかったです。
エディンバラ城周り(Grassmarket)を散策
エディンバラ城は事前予約が可能で、予約をした方がオススメみたいです。
実際、入口ではすぐの時間のチケットが買えないような様子でした。
今回予約したのは11:00~11:30枠。
まだ少し時間があったため、エディンバラ城周りを散策しました。
時刻は10:00頃。雨もやんできました。
下から見るエディンバラ城。
高台にあってハリーポッターのホグワーツ城みたいです。
Great Scot (Grassmarket)というお土産屋さんを覗いてみました。
ハリーポッターが執筆された街なので、ハリーポッターグッズがたくさんあって楽しい。
青空ではないので写真は暗く感じますが、素敵な街です。
郵便ポストも可愛い。
GREYFRIARS Kirkyard(墓地)
以前テレビで観た墓地に行ってみました。
観光で墓地に行くのもなかなかよね...
JKローリングのお散歩コースで、ここから登場人物の名前のアイデアを得たとか。
マクゴナガル、トム・リドルなどの墓があるらしいのですが...
まさか行けるのと思わず下調べを怠ったせいか、見つけることができませんでした。
墓地なので、何か写ったら怖いのであまり写真は撮りませんでしたが
観光客や散歩してる人など人が結構多くて怖い感じは不思議とありませんでした。
いくつか違う制服を着た学生の集団がいたので、修学旅行なのかな?
あと、魔法使いのローブを羽織った人がガイドで率いる団体ツアー客も何組かいました。
ここでハリーポッターツアーや幽霊ツアーとかあるみたい。
ボビーという名のイギリス版忠犬ハチ公のお墓はお花がいっぱいで綺麗でした。
飼い主のお墓のそばで14年留まって守っていたんだそうな。
お墓を出たところにこのボビーの像があって、
お鼻をなでると幸運が訪れるそうなので、お鼻が光ってます。
もちろん、なでなでしてきました。
ヴィクトリア ストリート(Victoria St.)
そろそろお城に向かいます。
エディンバラやロンドンなど、大都市にはポップな赤い観光バスがよく走ってました。
JKローリングがコーヒー一杯で執筆していたカフェ「The Elephant House」。
こちらの店舗は休業中でしたが、説明文がお店横にありました。
ハリーポッターのダイアゴン横丁のモデルの一つとも言われるVictoria St.
ハリーポッターの非公式グッズ店「The Enchanted Galaxy」。
品揃えがすごくて見ていて面白かったです。各キャラの杖もあります。
ハリーポッターが日本のアニメみたいな顔で描かれたグッズもありました。
ヴィクトリアストリートにも「The Elephant House」があります。
こちらは営業中ですね。
ヴィクトリアストリートから階段を使ってロイヤルマイルに上がります。
階段上がってすぐに立派な建物が。
The Hubという元は教会、今はイベントスペースやカフェとして利用されてるとか。
そのまま少し上り坂を進んでいくとエディンバラ城です。
8月のミリタリータトゥーの準備なのか、野外席の設置作業をしていました。
この写真の先のテントで予約確認があります。
アイスクリーム屋さんが気になりますが、帰りは急いでいたため残念ながら覗けませんでした。
エディンバラ城(Edinburgh Castel)
11:00になるので入場。
大人£21.5(65歳以上は£17)、オーディオガイドは£3.5(65歳以上は£2.5)です。
エディンバラ城公式サイトはこちら
入口~ワン・オ・クロック・ガン(One o’ Clock Gun)
エディンバラのランドマークのようなお城です。
入場門を抜け、坂道を上がっていくと右手にオーディオガイドの受付があります。
日本語あります。
オーディオガイドの小屋を過ぎると、絶景と大砲がたくさんあるエリアになります。
エディンバラの街並みはもちろん
遠くの世界遺産フォース橋(白い橋の手前の赤い橋)まで見ることができます。
その先にはワン・オ・クロック・ガン(One O’Clock Gun)。
毎日(日曜日は休み)13:00に空砲を発射します。
これを見たくて11:00枠を予約しましたが、この後私たちは見るのを失敗します(笑)
30分以上前からみんな見やすい場所に並びだすため、本気で見たかったらそのつもりで。
エディンバラ城で一番人気なのはクラウンルーム(23)。ここが一番並びます。
できればそこを1番に攻略したいところだけど、いっぱい歩いて疲れたので先に昼食にしたい。
エディンバラ城には2か所飲食店があり、
アフターヌーンティーができるティールームと、レッドコートカフェがあります。
事前調べでレッドコートカフェの方がお手頃で昼食向きかなと思っていたのでそちらへ。
だが、ホットディッシュの提供時間は11:30~なのでそれまでミュージアムを見学しました。
レッドコートカフェ(REDCOAT CAFE)
レッドコートカフェの入口にカラスの像があると思ったら生きてました。
なんだかツヤツヤで威厳があって綺麗なカラスです。
イギリスのカラスは日本より種類が多く、なんだか綺麗です。
ロンドン塔ではカラスが王室の守護神になってました。
ちなみに旅の後半、ぷすたぽんて達はカラスに襲われます。
写真のカラスの像?の右がレッドコートカフェ。
ワン・オ・クロック・ガンの隣なので、入口に割と近くて助かります。
(ティールームはさらに坂を上がっていきます)
自分で食べたいものをお盆に載せて、
最後にカフェカウンターで精算するセルフサービス型でした。
最初注文方法がわからなくて、近くの店員さんに聞いたら親切にお盆を取って教えてくれました。
メニューに紅茶がないけど、スコーンと一緒に紅茶欲しいと言ったら紅茶を出してくれました。
席も自分で好きな席を見つけます。
結構混んでたけど、事前調べで奥にも席があるのを知っていたので奥に行ったらガラガラでした。
むしろ奥の方が景色が良く、落ち着いていたので圧倒的にオススメ。
奥にも席があるのが少しわかりにくい感じなので、
入口付近でウロウロ席を探している人が結構いました。
ガラガラだった奥も12:00前くらいには満席近くなりました。
⇑上がぷすたぽんて、下がDG。シェアしました。
本日のスープが美味しいです。パンもつきます。これだけでもOKな感じ。
イギリス最初の外食なので、さっそくスコーン(フルーツスコーン)と紅茶。
別売りになりますが、クロテッドクリームとジャムもつけて。
うまうまー!!
フルーツも瑞々しく、イギリスのフルーツは何を食べても甘くて美味しかったです。
ぷすたぽんて£17.3(¥3,492)、DG£9(¥1,817)
物価高のせいなのか、円安のせいなのか、ランチにしてはなかなかのお値段。
ここが決して高いわけではなく(むしろ街中よりお得らしい)、イギリス全体で外食は高い。
ロンドンではもっと泣きたくなるくらい高かったです。
イギリスでは外食は贅沢なんだとか。
あまりにも居心地が良くて、疲れもあってゆったりしていたら気づけば12:40過ぎ。
もうすぐワン・オ・クロック・ガンだねーと悠長にしてましたが、気づきました。
この後スコッチウィスキーエクスペリエンスを13:45に予約していたことを...
まだほとんど何も観てないのに、残り1時間という衝撃の事実に震えながらお店を出ます。
外に出たらみんなワン・オ・クロック・ガンに向けて場所取りしてます。
もうそんなことやってる場合ではありません。
クラウンルームに向かって一直線!
ちなみに...
レッドコートカフェの奥の席の窓からもワン・オ・クロック・ガンが見えてました。
結構穴場なのかもしれません。
オナーズ・ザ・スコティッシュ・クラウン・ジュエルズ(The Honours Scottish Crown Jewels)& ロイヤル・パレス(Royal Palace)
必死に坂を上ってクラウンルームの列に並びます。
ワン・オ・クロック・ガンがもうすぐだからか、なんだか空いている気がします。
中は撮影禁止のため、写真はありませんが入ってすぐに王冠や王笏などがショーケースに入っていました。とても素敵で貴重なのですが、もっとキラキラした空間かと思っていたので
これだけ?と少し拍子抜け。
後で見るロンドン塔は王冠や宝石がもっとたくさんあり、キラキラの世界で見ごたえがありました。
私たちがひどいのは、ワン・オ・クロック・ガンが諦めきれなくて
なんとか13時には外に出ようとこのエリア(クラウンルーム・ロイヤルパレス)は6分で出てしまいました。
心残りは、
当日朝のネット検索で『運命の石』を目的にエディンバラ城に行っている方のブログを拝見したので『運命の石』を見つけたかったのですが、急いでいたせいか見つけられませんでした。
帰国後に検索したら、王冠などと一緒のショーケースに入っていた疑惑!少し古い情報なので今もそうなのかはわからないのですが...。撮影禁止エリアのため写真を見返せない。
あったのかなぁ。あったら見たのに気づかなかった自分って...。
ロンドンでウエストミンスター寺院に行くのであれば、『エディンバラ城の運命の石』の話が出てくるので気になる方は探してみてください。
ロイヤルパレスには、メアリー・クィーン・オブ・スコッツ(メアリー女王、エリザベス一世の異母姉)がジェームス6世(エリザベス一世の後継者)を産んだ部屋も見ることができます。とっても狭いお部屋なので、気づかないで行く人も多いみたいです。これは見れました!
メアリー女王はロンドン塔やウエストミンスター寺院でもたくさんお話が出てきます。
12:59に外に出て、ワン・オ・クロック・ガンが見れる場所を探しながらあわあわしていたら
ポスッ
と、透かした音がしました。
あぁ、発砲したんだね。
想像していたドーンと迫力のある音ではありませんでした。
終わっちゃったねーとDGと笑いながら次のハイライト、グレートホールへ。
グレートホール(Great Hall)
赤が基調の大広間。
天井の木製の屋根が建築的に評価が高いとのこと。
巨大な材木から作られた木造の屋根は、石で支えられており、スコットランド国花のアザミや紋章などで装飾されています。
元々は大規模な晩餐会や国家行事が行われる場でしたが、途中から兵舎や軍の病院として活用されていたとか。その後また宴会場になったけど、武具の装飾が多い広間になっています。
奥の右上に小さい窓があり、そこから王様が下を覗いていたり、逆に玉座の王様が寝てないか上から見張っていたりしてたとか。そんな小窓はエディンバラ城以外他にもありました。
RPG好きにはそそられる空間。
ガラスケースにディスプレイされた金のプレートと立派な鍵。
この鍵は、イギリス君主がエジンバラ城を訪れるときに捧げられる鍵だとか。
セント・マーガレット礼拝堂(St. Margaret’s Chapel)
スコットランド王室唯一の聖人、聖マーガレットがここに祀られています。
エディンバラ城で現存する最古の建物で12世紀に建てられた礼拝堂。
中世のどこか女性的な美しい礼拝堂でした。
スコッチウイスキー・お土産販売店
礼拝堂横にスコッチウイスキーの試飲ができるお土産屋さんが。
試飲に惹かれて入店。
美味しかったので、DGお買い上げ。
後でよくよく見たら、ウイスキーリキュールと書いてありました。
後に行くスコッチウィスキーエクスペリエンスには販売していないお酒でした。
プリゾンズ・オブ・ワー(Prisons Of War)
まだ少し時間がある!
メインどころを押さえましたが、牢屋も行ってみます。
行く途中、風が強くて吹っ飛ばされそうになり、スタッフさん達とゲラゲラ笑ってしまいました。
崖の上のお城だからか、風がスゴイ。
なんだか陰鬱な雰囲気。1700~1800年代、海賊と戦争の囚人が閉じ込められていた空間。
ハンモックがたくさんかかっていて、当時の食事の再現もありました。
なんとか1時間でまわりました!
まわれました...まわれましたよ。
オーディオガイドを返却して、入口に綺麗な電話BOXが。
街中(Grassmarket)にもありましたが、落書きやシールがいっぱい貼ってあったので
ここは綺麗なのでみんな写真を撮ってました。
スコッチウィスキーエクスペリエンス(THE SCOTCH WHISKY EXPERIENCE)
スコットランドといえば、スコッチウィスキー!
蒸留所見学はあちこちでできるみたいですが、アトラクションになってるこちらに行きました。
旅行会社のツアーにも入ってたり。
自分で予約して行けますし、時間にこだわりがなければ予約しなくても行ける気がします。
私たちは13:45の予約で行きました。エディンバラ城出てすぐの建物です。
私たちはThe Silver Tour 大人£24(60歳以上は£22)で、試飲1杯つきます。
他にもツアーがあります。
スコッチウィスキーエクスペリエンスの公式サイトはこちら
着いたら言語を聞かれて、オーディオガイドの有無を聞かれます。
オーディオガイドは無料です(ツアー代金に含まれてるというのでしょうか)。
ツアーガイドが一人付きますが、もちろん英語。
自信があればオーディオガイドなしでもいいです。
ぷすたぽんてはもちろん借りて日本語で聞きます。
なお、エディンバラはロンドンとはちょっと英語が違うみたい。
スコティッシュイングリッシュ?
その差がわからないほどの英語力です。
最新版の地球の歩き方には〝樽に見立てた乗り物に乗って見学〟と記載があり
ワクワクしてましたが、実際乗り物はなく、自力歩行でした。なーんだ。
でも各部屋で、最新の映像技術でウイスキーの作り方を教えてくれます。なかなか楽しい。
スコッチウィスキーには大きく分けて5つの産地があります。
それぞれの産地のウイスキーの説明時にその土地の景色が爽快に流れるので、
まるでスコットランドを一周したような気分になりました。
渡されたカードを擦るとそれぞれの特色の香りがするという芸の細やかさ。
いよいよ試飲ね!というタイミングでは
それぞれの席に自分が飲みたい産地の番号の照明の上にグラスを置くというオサレさ。
ぷすたぽんては事前調べでアイラ一択なのです。
ちなみにぷすたぽんてはお酒激弱なので、少し舐めたらDGに飲んでもらいます。
DGはMIXを選びましたが、私たちの好みはやはりアイラでした。
最後に大量のウイスキーが輝くお部屋に通されます。
その圧巻たるや!!
試飲で使ったグラスは記念に箱に入れて持って帰れます。
1時間弱のツアーでした。
驚くほどあっさり出口に案内されるので、なんだか癪だからカウンターでもう少し楽しみます。
ちなみにぷすたぽんてはお酒激弱です(2度目)。
案内してくれたお姉さんのオススメはやはりアイラ。
DGは気になったウイスキーを1杯、ぷすたぽんてはノンアルコールのオススメの飲み物(写真下)をいただきました。これが美味しい!
DGは合計3杯のウイスキーでほろ酔いです。
後にわかりますが、今回の旅で
DGにお酒を飲ませてたくさん歩かせるとダウンすることが判明します(誰でもそう)。
お土産屋さんでは、ウイスキー風味の紅茶を購入しました。
これは日本に売っていないだろう。
帰国後、自宅でさっそく飲みましたが、美味しいし香りが最高です!
こんな香りの紅茶は初めてでした。
つづく